名古屋・東山公園、ブーランジェリー “ Le Plaisir du pain ” より。
アマチュア写真家の堀池典隆 / PaPa Horiike氏が、
皆様をパリの街へ、パリの屋根の下へと散歩に連れ出してくれます。
といっても有名な観光スポットを巡るものではありません。
パリに住む人々の働く姿、日常の姿を垣間見ることができることでしょう。

この写真展を、当店カフェスペースにて、
10月15日(水)~11月6日(木) の期間中、特別展示致します。
パリジャンの一日をご覧に、是非ご来店ください!
なお、同期間中、主催のアリアンス・フランセーズ 本山校にても
ご覧いただけますので、是非こちらへも足を運んでくださいませ。

パリの屋根の下で ~Sep, 2013~
パリの街というと、ねずみ色がかった青い屋根と高さの揃った街並を思い出す。
エッフェル塔や凱旋門からの眺めはそんなパリを代表する景観のひとつだ。
この屋根、よく見ると二段階の傾斜がついており、
下の立ち上がった屋根にはたいてい出窓がついている。
この屋根自体は17世紀のフランスの建築家が考案した「マンサード様式」と言うそうで、
いわゆる「屋根裏部屋」の外側ということになる。
この屋根にどんな意味や由来があるのかは分からないが
、「屋根裏部屋」という言葉、何ともいえないイメージが付きまとう。
螺旋階段を上り詰めたところにやっと見つかる部屋の扉。
その扉の向こう側には凝縮された空気がある。
2013年9月、およそ30年ぶりにパリを訪れた。
やはり世界一観光客の多い「花の都」ではあるのだが、
それだけではない市井の人々の暮らしもそこにはある。
ついつい華やかさだけに目を奪われる「パリ」なのだけれど、
「屋根裏部屋」からちょっとだけ想像を
膨らませてみると現実がすこし見えてくる。
街角を行きかうサラリーマンや学生、ツーリストに恋人たち、
清掃車の作業員、ストリートミュージシャン、みやげ物売り、
それぞれが何かのきっかけで同じ「パリの屋根の下」にいる。
ほんのひと時、パリの街を遊歩した。
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